晩村洞遺跡 ばんそんどういせき
晩村洞遺跡
ばんそんどういせき
Manchon-dong-yujeok
韓国・大邱広域市寿城区晩村洞の、琴湖江岸の低い丘陵地に立地する無文土器(青銅器)時代の遺跡。1966年に青銅器の一括遺物が出土したことから、国立博物館が調査した。出土地は、土壙墓ないし埋納遺構と推測される。青銅器は細形銅剣3・剣把頭飾1・鐸金具1・鞘尻金具1・責金具3・中広形銅戈1である。銅戈は日本の弥生時代中期末から後期初めにかけて盛行した型式であり、倭製品と考えられる。一方、銅剣付属金具と同型式のものが対馬で出土している。
(西谷正)
以上、転載
銅戈は倭製品と考えられる、とのこと。
対馬で出土しているという銅剣付属金具も、その交流ルートが気になります。
対馬は青銅器王国と言われ、研究者さえも憧れの土地と聞いたことがあります。実は南北80㎞もある大きな島ですが、その最北端で銅剣がびっしり並んで出土しています。
この晩村洞遺跡は目の前の川(支流)から洛東江に出て海へ下れば、対馬はもう目の前で…、と、妄想が膨らみます。
*マップのマークは晩村洞の範囲を表します
