青山里土城 せいざんりどじょう
青山里土城
せいざんりどじょう
Cheongsan-ri-toseong
北朝鮮・黄海南道信川郡青山里に所在する楽浪・帯方郡時代の土城跡。「信川土城」ともいう。1928〜30年(昭和3〜5)に行われた黄海道総合調査で発見されたが、発掘調査は行われていない。土城は東西約450m、南北約250mの平面長方形を呈する。土城の周辺には木槨墳や塼室墳が分布し、細形銅剣が出土している。また、付近の西湖里から「太康四年(283年)三月昭明王長造」銘塼が出土していることから、楽浪郡昭明県治跡に比定する見解もある。
(高久健二)
以上、転載
