海美邑城 かいみゆうじょう

海美邑城
かいみゆうじょう
Haemi-upseong

韓国・忠清南道瑞山市にある李朝(朝鮮)時代の邑城の遺跡。史跡整備に伴って、忠南大学校博物館が1980・81年に、また忠清南道埋蔵文化財研究院が97年に、それぞれ発掘調査した。この邑城は、成宗22年(1491)に築造されたときは、石築の城壁が周囲3200尺近い規模を有したが、英祖朝までに6600尺余りに拡大されている。城壁の外側には濠がめぐる。邑城内部の発掘で、官衙の大門や客舎などの遺構や陶磁器・瓦塼などの遺物が検出された。

(西谷正)

以上、転載