チンギス・カン長城 ちんぎす・かんちょうじょう

チンギス・カン長城
ちんぎす・かんちょうじょう
Chinggissiin-kherem wall

モンゴル・ヘンティ県から、ロシア領内を通り、中国の内蒙古ホロンバイル盟まで東西に延びる全長約600㎞の長城遺跡。高さ2mほどの土塁が現存し、その北側には並行して濠が、南側には数㎞間隔に堡(土城)が設けられている。築造年代が議論されてきたが、出土品から11〜12世紀と確定し、契丹(遼)が北方民族の進入を防ぐために築いたことが明らかになった。

(白石典之)

以上、転載