後李文化 こうりぶんか

後李文化
こうりぶんか
Houli wenhua

後李文化は、1988年から調査した中国・山東省淄博市にある同名の遺跡に始まる。これまで10数ヵ所の同類遺跡が確認された。住居跡は方形または長方形の竪穴式で、40㎡を超えるものもある。灰坑が多く、平面8字形の窯跡も見つかった。墓は竪穴式単人伸展葬が主流をなす。土器は砂を混ぜた褐色と赤色の丸底釜が多く、盆・壺・罐・鉢・埦などもあるが、焼成温度が低い。石器の数は少ないが、斧・鏟・錘・砥石・磨臼・磨棒・支脚・舏削器・尖状器・石核などがあり、骨角貝器もある。年代は今から7700〜8400年頃に当たり、上限は9000年頃まで遡る。北辛文化以前の地域文化として注目される。

(徐光輝)

以上、転載

 

 

*辞典解説文から漢字ピックアップ


サン
意味:木や石を平に削る道具。かんな。土を削り取る道具。シャベル。