皇吾洞1・33号墳 こうごどう1・33ごうふん

皇吾洞1・33号墳
こうごどう1・33ごうふん
Hwango-dong-1(il)・33(samsipsam)ho-bun

韓国・慶州市皇吾洞に所在する三国時代新羅の古墳。1965〜67年に慶州皇吾里皇南里古墳発掘調査委員会により発掘された。1号墳は、現在の八友亭ロータリーの西50mの道路下に位置し、積石木槨墳で南・北槨からなる。南槨はさらに主槨と副槨が直列する。主槨内から金製垂飾(翡翠勾玉装飾)・頸飾・銀製鉸具・鉄刀子・鉄鏃・鉄矛・鉄鋌が出土した。頭部側の副葬品区で壺・高坏などの土器、鉄釜、副槨に土器・馬具(鞍・鐙)・鉄斧が出土した。南槨が先に造られ、被葬者は女性と推定されている。北槨副槨で四環鈴が出土した。33号墳は、八友亭ロータリー西約150mの交差点東南角に位置する。一墳丘内に東槨(単槨)、西槨(主・副槨)がある。東槨で白樺皮製冠帽・金製耳飾・銀製銙帯・腰佩・銀装三葉環頭大刀・西槨主槨で金製太環耳飾・翡翠勾玉など、副槨では土器が大半をしめ、金銅環2・鉄斧3・鉄小刀1が出土している。

(東潮)

以上、転載

 

 

*辞典解説文より漢字ピックアップ


コウ
意味:はさみ、ものを挟んで切断する道具


トウ、あぶみ、たかつき



ハイ、おびだま、お(びる)、は(く)

 

*mapは皇南洞のエリア