インドネシア・ピラミッド いんどねしあ・ぴらみっど

インドネシア・ピラミッド
いんどねしあ・ぴらみっど
Pyramid in Indonesia

インドネシア・南スマトラや西ジャワ南西部の山中にある石積基壇遺構の巨石記念物。山頂に壇状ピラミッドを持ち、基壇・メンヒル・列石などを配する全長10〜20mに及ぶ大規模な複合遺構の遺跡である。祭祀遺跡の可能性が高い。代表的な遺跡として西ジャワ南西部のレバッ・チベドゥ遺跡、ルマッ・ドゥフルー遺跡、パングヤンガン遺跡、グヌン・パダン遺跡などが挙げられるが、構築年代は明らかではない。パングヤンガン遺跡、グヌン・パダン遺跡は1977・78年に発掘調査されたが、年代を決定できる遺物などは出土していない。レバッ・チベドゥ遺跡は1932年にファン・デル・ホープが報告し、ポリネシアの聖所マラエとの類似を指摘している。南スマトラにあるプグンラハルジョ遺跡は、ヒンドゥ・仏教時代からイスラム時代まで継続して使用された可能性が指摘されている。

(江上幹幸)

以上、転載

 

 

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