騎射 きしゃ
騎射
きしゃ
騎乗して弓を射ること。騎乗の起源をBC4000〜3000年に求める説は疑わしく、西アジアではBC2000年より少し前に始まったらしい。騎射の確実な例は、西アジアでBC10〜9世紀頃まで下る。しかし、それ以前に草原地帯で考案されていた可能性はある。BC8〜7世紀に草原地帯のほぼ全域で、スキタイ系文化を持つ騎馬遊牧民が騎射戦法で勇名をはせた。中国・戦国時代の趙の武霊王(在位BC325〜299)は、北方の騎馬遊牧民に対抗するため、彼らと同じ騎射戦法とそれに適した胡服を採用した。
(林俊雄)
以上、転載
