幢竿支柱 どうかんしちゅう
幢竿支柱
どうかんしちゅう
幢竿を支える施設。幢竿とは、寺院や宮殿などで儀式用の旗や幢を先につけた竿のことで、これを地面に建てるための支柱を幢竿支柱と呼ぶ。韓国では慶州の望徳寺跡幢竿支柱と、益山の弥勒寺跡幢竿支柱など統一新羅時代のものだけでも23基が現存している。これらの材質は花崗岩である。日本では奈良県の飛鳥寺で出土した円穴のある台石が幢竿用とする説もあるが、その他はほとんど掘立柱の木製である。桓武天皇即位年(781)に建てられた可能性がある平城宮跡第2次大極殿で1個の柱穴のなかに主柱と支柱がセットで検出された。
(李タウン)
以上、転載
