二十四塊石 にじゅうよんかいせき

二十四塊石
にじゅうよんかいせき

桁行8個の礎石を3列24個配置していることから命名された。7×2間の総柱礎石建物で、床張り倉庫と思われる。中国8ヵ所、北朝鮮3ヵ所の計11ヵ所で見つかっている。北朝鮮の咸鏡北道漁郎郡会文里にある二十四塊石では、布掘溝を3条掘って溝内に丸石を充填した上に礎石を配置している。吉林省敦化市と黒龍江省寧安市渤海鎮を結ぶ道路沿線に4ヵ所あることから渤海の駅関係施設とする見解が有力であった。近年は遼・金時代の瓦や土器の出土から、渤海の遺構説に疑問が提起されている。

(小嶋芳孝)

以上、転載

 

 

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