ポロ ぽろ
ポロ
ぽろ
馬に乗ってスティックでボール(球)を打ち合い、相手方のゴールに入れる競技で、古代ペルシアに始まる。その後、チベット・中国などへと広まった。ポロは、チベット語のボールを意味するpuluに由来する。中国では、唐代に王侯貴族のスポーツとして馬毬と呼ばれて流行した。陝西省乾県の章懐太子墓(711年)の墓道西壁に描かれた馬毬図は、総勢20余騎が競う壮大なものである。日本では、『万葉集』に見える727年(神亀4)の春日野での打毬がそれに当たる。平城宮跡からは、木製のボールが出土している。
(西谷正)
以上、転載
