土城里遺跡 どじょうりいせき
土城里遺跡
どじょうりいせき
Toseong-ri-yujeok
北朝鮮・平安北道中江郡土城里に所在する集落遺跡。遺跡は鴨緑江上流の小谷に位置しており、櫛目文土器(新石器)時代から原三国(古朝鮮)時代までの長期間にわたって形成されている。櫛目文土器時代の遺構としては、住居跡が5軒検出された。石器には黒曜石製石器が非常に多く、石鏃・石鍬(凸字形)・石皿・磨石・魚網錘などが出土している。また土製品として紡錘車が見られる。土器は平底の深鉢・椀などに、横走魚骨文が主体的に施されている。そのほかには集線文・雷文・隆帯文・列点文などの施文も認められる。
(崔鐘赫)
以上、転載
