朝島遺跡 あさじまいせき

朝島遺跡
あさじまいせき
Jodo-yujeok

韓国・釜山広域市影島区東三洞下里に所在する、櫛目文土器(新石器)・原三国(弁韓)時代の貝塚遺跡。遺跡は島の西南側の台地に位置する。1973年に国立中央博物館が発掘調査した。櫛目文土器時代遺物の出土量は少ないが、朝鮮半島南部地方の前期〜末期の土器が出土した。また魚網錘・黒曜石片・貝輪・骨鏃などが認められる。遺跡の大部分は撹乱され、その文化様相はよくわからないが、遺跡の立地・出土遺物の性格などから、東南海岸地域の文化を考える上で重要な遺跡である。原三国時代では、良好な埋葬人骨と鉄剣・鉄鏃・骨鏃などの副葬品と装身具が検出された。

崔鐘赫)

以上、転載