済州島山地港遺跡 さいしゅうとうさんちこういせき

済州島山地港遺跡
さいしゅうとうさんちこういせき
Jejudo Sanjihang-yujeok

韓国・済州島済州市健入洞山地港の突堤工事中の1928年(昭和3)に、東側海岸の岩壁から鏡や貨幣を含む一括遺物が発見されたが、遺構の性格は不明である。一括遺物は貨泉11枚・大泉五十2枚・貨布1枚・五銖銭4枚、内行花文日光鏡系仿製鏡1面・漢鏡片1点・銅剣鐸金具1点などである。漢鏡や貨幣類はいずれも前漢〜新時代のものであり、仿製鏡と時期差が認められるが、済州島と楽浪・韓・倭との交流を示す資料といえる。

(高久健二)

以上、転載

 

*mapは健入洞