ハラシュケット遺跡 はらしゅけっといせき
ハラシュケット遺跡
はらしゅけっといせき
Kharashket site
ウズベク共和国シルダリア河支流セイフン河流域に所在する城郭遺跡。遺跡は城内最高部を一辺に偏在させ、それを囲郭する形で城壁を複数にめぐらせており、要塞部は6.5ha、第1の内城(シャフリスタン)は45ha、第2の内城は120haを測る。さらにその城壁の外方には城外の居住区(ラバット)が設けられている。現在では、中世に機能していたことが推定されるが、唐代北庭都護府跡に比定される吉木薩爾城跡をはじめ、同様の構成をとる城郭遺跡は、中央アジアの他の中世都市に見ることができ、この特徴的な城郭構造はきわめて興味深い。
(高橋学而)
以上、転載
*mapはウズベキスタン
