ワイダ山遺跡群 わいだやまいせきぐん
ワイダ山遺跡群
わいだやまいせきぐん
Vaida sites
ロシア・サハリン中部の東サハリン山脈中のワイダ山地とアリョル山地はカルスト地形で石灰岩洞窟が多い。1951年E.F.ニムチノフらによって発見され、88年からS.V.ゴルブノフにより、ミシュトゥキナ、ジグザグ、ムラヴェイカ、メドヴェージフ・トラゲディの各洞窟、ワイダ遺跡などが調査された。各洞窟からは動物化石骨が多量に出土した。特にメドヴェージフ・トラゲディ洞窟からは、トナカイの骨やセイウチの牙製植刃器が出土し重要である。これらは中石器時代から新石器時代初期のものである。
(サリモア・グリナラ)
以上、転載
