2022-03-31 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 盤龍鏡 ばんりゅうきょう 盤龍鏡 ばんりゅうきょう 鈕の下から首や尾足を出した有角の龍形と無角の虎形を主文とした鏡である。図像は浮彫りが多く、一般に乳はない。富岡謙蔵が中国の北周庚信の詩の中の「盤龍明鏡」を引用して命名した。別名を龍虎鏡ともいう。 […]
2022-03-31 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 同型鏡 どうけいきょう 同型鏡 どうけいきょう 同型鏡とは、1面の鏡原形をもとに複数の土製鋳型をつくり、その一つ一つの鋳型からそれぞれ1面の鏡を鋳造して得られた複数の同形・同文の鏡である。土製鋳型が複数の鏡の鋳造には耐え得ないという前提に立って […]
2022-03-31 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 銅鏡〔朝鮮〕 どうきょう 銅鏡〔朝鮮〕 どうきょう 化粧道具、ときには光線を反射する呪術用具として用いられ、普通は青銅鏡である。朝鮮半島では、BC3、4世紀ごろの無文土器(青銅器)時代に初めて出現した銅鏡は、多鈕鏡と呼ばれる。これは、鏡面が凹面を […]
2022-03-31 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 鉄鏡 てっきょう 鉄鏡 てっきょう 鉄製の鏡は、中国の後漢後半から魏晋南北朝時代にかけて主に北方地域で流行した。出土例は河北・河南・陝西・遼寧・江蘇・湖南・湖北・浙江・四川の各省など広域にわたっているが、洛陽を中心とした黄河流域に集中する […]
2022-03-30 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 星雲文鏡 せいうんもんきょう 星雲文鏡 せいうんもんきょう 中国の前漢の中〜後期に流行した鏡である。主文は数個の乳状突起を曲線で繋いだ文様である。縁には連弧文帯がめぐり、内区には4個の乳を配置している。この主文が流れる雲の中に星をちりばめたように見え […]
2022-03-30 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 珠文鏡 しゅもんきょう 珠文鏡 しゅもんきょう わが国で製作され、主に古墳時代前〜中期に流行した径4〜13㎝の小型鏡である。鏡の主文様が列状に並んだ丸い凸状の点(珠点)からなるためこの呼称がある。古墳出土例がもっとも多く、祭祀遺跡や集落跡からも […]
2022-03-30 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 湖州鏡 こしゅうきょう 湖州鏡 こしゅうきょう 中国宋代には、浙江省の諸州で鏡が盛んに鋳造された。それらの鏡背面には鋳造した地名や家名を陽鋳しているのが一つの特徴である。その中の一つに浙江省湖州の地名を銘文に持つ「湖州云々」という一群の鏡があり […]
2022-03-30 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 虺龍文鏡 きりゅうもんきょう 虺龍文鏡 きりゅうもんきょう 内区を4個の円座乳で4分割し、乳間に1個の逆S字形を配置した単純な文様であるが、逆S字形には龍虎や小禽など動物文が添えられている。主文は細線での表出であるが、素文の平縁で銘文はない。紐座の型 […]
2022-03-29 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 夔鳳鏡 きほうきょう 夔鳳鏡 きほうきょう 主文はくちばしを合わせて対向する双鳥を単位文とし、それを紐座の四方に配置したものである。周縁には連弧文帯がめぐり、それに渦文を表したものと素文のものがある。文様は平彫りで、鈕座には蝙蝠形と糸巻形と宝 […]
2022-03-29 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 環状乳神獣鏡 かんじょうにゅうしんじゅうきょう 環状乳神獣鏡 かんじょうにゅうしんじゅうきょう 主文は口に巨をくわえた側面形の獣の背上に神像が乗った文様を単位文とし、それを紐を中心に環繞式に配置したものである。側面形の獣の肩と腰の部分が環状の乳となっているのでこの名称 […]
2022-03-29 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 画象鏡 がぞうきょう 画象鏡 がぞうきょう 内区主文の画題や浮彫り表現が後漢時代に盛行した画象石の図文に似ているためこの名称がある。主文には東王父・西王母などの神仙・龍虎・車馬・歌舞・また故事に登場する呉王・伍子胥などがあり、構成する文様の種 […]
2022-03-29 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 家屋文鏡 かおくもんきょう 家屋文鏡 かおくもんきょう 奈良県北葛城郡河合町佐味田宝塚古墳から出土した径22.7㎝の鏡である。内区に4棟の家屋文を配した図柄からこの呼称が生まれた。外区や文様帯は中国鏡を模倣しているが、内区に日本独自の文様を表現した […]
2022-03-28 / 最終更新日時 : 2022-03-29 chiaki 用語・事項で見る 王莽鏡 おうもうきょう 王莽鏡 おうもうきょう 1917年(大正6)に富岡謙蔵は、始建国2年(AD10)の年号を持つ円圏規矩獣帯鏡の銘文にある「作辟雍治校官」という句に着目し、これが『前漢書』に見える新の王莽の事跡と一致することを指摘し、合わせ […]
2022-03-28 / 最終更新日時 : 2022-03-28 chiaki 用語・事項で見る 柄鏡 えかがみ 柄鏡 えかがみ 鏡体の一端に手持ち用の柄をつけた鏡のこと。エジプト、ギリシア、西アジア、ペルシアなどでは古くから製作・使用されていたのに対し、古代中国では鈕鏡(鏡体に柄がなく鏡背の中心につまみがあり、それに紐を通す孔があ […]
2022-03-28 / 最終更新日時 : 2022-03-28 chiaki 用語・事項で見る 雲龍文鏡 うんりゅうもんきょう 雲龍文鏡 うんりゅうもんきょう 主に中国の唐代に流行した鏡である。主文は、半球形の鈕の周りに体をくねらせ躍動的に描かれた1体の龍と、その周りにたなびくような雲気文を配した構図である。まさに龍が天空を飛翔するさまを表してい […]