2021-07-16 / 最終更新日時 : 2021-07-16 chiaki 用語・事項で見る 連房式登窯 れんぼうしきのぼりがま 連房式登窯 れんぼうしきのぼりがま 登窯の技術は1580年代ごろに朝鮮人陶工によってもたらされた。佐賀県唐津市北波多の岸岳城下に築かれた草創期の窯跡群には、割竹式登窯と呼ぶ竹を半裁して伏せたような構造の窯が主であるが、1 […]
2021-07-16 / 最終更新日時 : 2022-10-23 chiaki 用語・事項で見る 緑釉陶器 りょくゆうとうき 緑釉陶器 りょくゆうとうき 鉛を溶媒剤とし、700〜800°Cの低火度で焼成する鉛釉陶は、紀元前後のほぼ同時期に洋の東西、ローマ領の地域と中国の後漢で出現する。出現の経緯やその影響関係の有無などについては明確ではないが、 […]
2021-07-16 / 最終更新日時 : 2021-07-16 chiaki 用語・事項で見る 李朝白磁 りちょうはくじ 李朝白磁 りちょうはくじ 朝鮮半島の李朝(朝鮮)時代(1392〜1910年)に焼造された白磁で、李朝時代の陶磁器の主体をなすもの。「朝鮮白磁」ともいう。1460〜70年代に、京畿道広州に官窯が設置され、本格的に白磁生産が […]
2021-07-15 / 最終更新日時 : 2021-07-16 chiaki 用語・事項で見る 目 め 目 め 朝鮮半島の高麗・李朝(朝鮮)時代(918〜1910年)の窯詰道具の一つで、施釉後の焼成時の製品の熔着を防ぐ緩衝材。その材料によって様々な名称があり、編年や生産地の基準として重要である。高麗時代には白色耐火土目・硅 […]
2021-07-15 / 最終更新日時 : 2021-07-16 chiaki 用語・事項で見る マジョリカ陶器 まじょりかとうき マジョリカ陶器 まじょりかとうき スペイン・マヨルカ島が名称の起源の軟質陶器。成形後、錫を含む白濁釉を掛けて焼成する。ルネッサンス期のイタリアで隆盛して各地に広まり、16・17世紀のヨーロッパ陶器の主流となった。大航海時 […]
2021-07-15 / 最終更新日時 : 2021-07-16 chiaki 用語・事項で見る 粉青沙器 ふんせいさき 粉青沙器 ふんせいさき 朝鮮半島で15〜16世紀に焼造された白土装飾を施す炻器。日本では「三島」とも呼ばれる。1950年代に高裕燮が「粉粧灰青砂器」と命名し、現在はその略称の「粉青沙器」が一般化している。15世紀初頭には […]
2021-07-14 / 最終更新日時 : 2021-07-16 chiaki 用語・事項で見る 肥前陶磁 ひぜんとうじ 肥前陶磁 ひぜんとうじ 肥前(佐賀・長崎県)の陶磁生産は、朝鮮から2度にわたって技術者を連れてきたことによって始まる。最初は天正年間(1573〜92)のころ、松浦党の大名波多氏が連れてきて、居城の岸岳城下で始まる。波多氏 […]
2021-07-13 / 最終更新日時 : 2021-07-15 chiaki 用語・事項で見る 肥前広東碗 ひぜんかんとんわん 肥前広東碗 ひぜんかんとんわん 肥前広東碗は高台が高く、胴部が直線的に開く蓋付きの磁器碗で、肥前陶磁器編年Ⅴ期(1780〜1860年代)に位置づけられる。広東碗独特の器形は、18世紀代の清朝磁器の影響を受けたものといわれ […]
2021-07-12 / 最終更新日時 : 2021-07-15 chiaki 用語・事項で見る 白磁 はくじ 白磁 はくじ 白色の素地に透明釉を施した磁器である。純白が理想であるが、生産窯により、素地や釉の発色に微妙な変化がある。中国の白磁は灰釉陶器を祖源として北朝後期の6世紀頃に華北地方で生産が始まったと考えられている。出現の […]
2021-07-11 / 最終更新日時 : 2022-01-18 chiaki 用語・事項で見る 博山香爐 はくざんこうろ 博山香爐 はくざんこうろ 香爐の一種で「博山爐」ともいう。中国の漢代には薫爐と呼ばれ、遺物に刻まれた銘文には錯盧・薫爐・燻爐などとある。長沙馬王堆1号墓出土香爐には、ともに出土した遣策に「薫盧」とあるので、当時はこのよう […]
2021-07-10 / 最終更新日時 : 2021-07-15 chiaki 用語・事項で見る 奈良三彩 ならさんさい 奈良三彩 ならさんさい 奈良時代に唐三彩の影響を受けて日本で焼造された三彩の鉛釉陶器の総称。奈良・正倉院伝世品57件に代表される。奈良県山辺郡都祁村・小治田安万呂墓からは、神亀6年(729)墓誌に伴い三彩壺が出土しており […]
2021-07-10 / 最終更新日時 : 2021-07-15 chiaki 用語・事項で見る 唐三彩 とうさんさい 唐三彩 とうさんさい 中国・唐代に成熟した鉛釉を用いた多色釉陶器の総称。7世紀中頃前後に出現し、最盛期は7世紀末から8世紀初頭の初唐・盛唐代で、安史の乱(755)以降衰退する。2004年現在、唐三彩の窯は河南省鞏義市・黄 […]
2021-07-09 / 最終更新日時 : 2022-10-23 chiaki 用語・事項で見る 鉄絵 てつえ 鉄絵 てつえ 釉下に酸化鉄を含む顔料を用いて黒褐色の文様を描いた、一種の釉下彩の技法である。鉄の酸化焔による赤褐色の呈色は中国の新石器時代の彩陶に見られ、彩色による焼物の加飾技法としては最も古い。中国で釉下に鉄を使った装 […]
2021-07-09 / 最終更新日時 : 2021-07-10 chiaki 用語・事項で見る 象嵌青磁 ぞうがんせいじ 象嵌青磁 ぞうがんせいじ 朝鮮半島の高麗時代(918〜1392年)に焼造された青磁の一種。象嵌とは生乾きの器面に文様を彫り、ペースト状の白土や赭土を埋め込んで文様を表す装飾技法のこと。起源は中国陶磁や金属器ともされるが、 […]
2021-07-09 / 最終更新日時 : 2021-07-10 chiaki 用語・事項で見る 西洋銅版転写磁器 せいようどうばんてんしゃじき 西洋銅版転写磁器 せいようどうばんてんしゃじき ヨーロッパ産の銅版転写磁器は、19世紀初頭から半ばにかけて盛んに生産されたもので、ヨーロッパの銅版画の技術を陶磁器の装飾に用いたものである。イギリスでは18世紀後半に生まれ […]