2021-07-08 / 最終更新日時 : 2021-07-10 chiaki 用語・事項で見る 青磁 せいじ 青磁 せいじ 鉄分を含む胎土に微量な鉄分を含む釉薬をかけ、還元焔焼成した磁器で、釉は青緑色に発色する。中国で青磁が出現するのは、後漢代後半の2世紀中葉から後半の浙江省北部とされ、一種の灰釉陶器ともいえる原始磁器(中国でい […]
2021-07-08 / 最終更新日時 : 2021-07-10 chiaki 用語・事項で見る 青花 せいか 青花 せいか 白色の素地にコバルト顔料で絵付けし、その上に透明釉をかけ、1300〜1350°Cの高火度の還元焔で焼き上げ、白地に藍色の絵模様を描き出したものである。日本では染付と呼ぶ。中国で元代に誕生し、以後中国陶磁の主 […]
2021-07-07 / 最終更新日時 : 2021-07-10 chiaki 用語・事項で見る 枢府手白磁碗 すうふではくじわん 枢府手白磁碗 すうふではくじわん 中国・元代の景徳鎮窯で焼かれた。釉は不透明な乳白色あるいは淡青味を帯びたもので、ガチョウの卵の色に似ているために古来「卵白釉」と称される。高台は厚く元代白磁の力強さを感じさせ、元代青花の […]
2021-07-06 / 最終更新日時 : 2021-07-10 chiaki 用語・事項で見る 新羅三彩 しらぎさんさい 新羅三彩 しらぎさんさい 朝鮮半島の統一新羅時代に製作された、三彩釉を施した陶器。遺品は数少なく、韓国・国立中央博物館所蔵の有蓋高坏は、蓋受けの立ち上がりのある浅い杯部に、低い鈍重な感じを与える脚部がつく、統一新羅時代の […]
2021-07-06 / 最終更新日時 : 2021-07-09 chiaki 用語・事項で見る クメール陶器 くめーるとうき クメール陶器 くめーるとうき カンボジア・アンコール王朝期(9〜15世紀)にクメール帝国領内で生産された陶器。アンコール地区を中心に栄えたクメール帝国の領域は流動的で、最盛期の12〜13世紀にはベトナム、ラオス、タイ、マ […]
2021-07-05 / 最終更新日時 : 2021-07-06 chiaki 用語・事項で見る 窯〔朝鮮〕 かま〔ちょうせん〕 窯〔朝鮮〕 かま〔ちょうせん〕 土器・陶磁器や瓦塼などを焼成する施設で、その遺構は各種の窯跡として残る。現在のところ最古の窯跡は、原三国(三韓)時代の土器窯跡にさかのぼるが、三国時代に入ると、各地で土器・瓦塼窯跡が知られ […]
2021-07-05 / 最終更新日時 : 2021-07-06 chiaki 用語・事項で見る 窯 かま 窯 かま 窯は機能・熱源・使用目的などによって陶磁器用・製炭用・溶解用・精錬用などに種類が分かれる。考古学で扱う場合は、埴輪・陶磁器・瓦塼類の窯が多い。素焼きのカワラケなどは、側壁だけをもち天井のない垂直炎の丸窯で焼成す […]
2021-07-04 / 最終更新日時 : 2021-07-06 chiaki 土器 原始瓷器 げんししき 原始瓷器 げんししき 磁器は中国で出現し、商代中期から戦国時代に至る1000年を越す長い期間、徐々に進歩したとされる。初期のものは一種の灰釉陶器でもあったが、それらが磁器への過渡的な段階としての条件を充たした施釉陶器であ […]
2021-07-04 / 最終更新日時 : 2021-07-06 chiaki 用語・事項で見る 灰釉 かいゆう 灰釉 かいゆう 灰釉は陶磁器のもっとも基本的な釉薬である。さまざまな植物の灰や石灰を溶媒として加えた釉で、1200°C以上の高火度で溶融する。植物灰の主成分は珪酸と酸化カルシウムで、ほかに酸化アルミニウムや酸化カリウム・ […]
2021-07-04 / 最終更新日時 : 2021-07-06 chiaki 用語・事項で見る オランダ陶器 おらんだとうき オランダ陶器 おらんだとうき 17・18世紀、日欧貿易の担い手であったオランダ連合東インド会社(V.O.C)によって日本に招来されたヨーロッパ陶器の総称。ルネッサンス以降、欧州各地で盛んに焼かれた青・橙・黄などで彩画した […]
2021-07-03 / 最終更新日時 : 2021-07-06 chiaki 用語・事項で見る 釉 うわぐすり 釉 うわぐすり 一般に陶磁器は素地のまま焼成した段階では透水性があって、中に入れた液体が器外に滲み出る。器に不透水性を持たせるために器の内・外、あるいは両面に被せるガラス質の膜の原料になる溶液を釉という。また表面を艶やか […]
2021-07-03 / 最終更新日時 : 2021-07-05 chiaki 用語・事項で見る 影青 いんちん 影青 いんちん 「いんちん」は中国語の漢音で清代のころの造語。「青白磁」ともいう。白磁の一種で、白磁胎に青味を帯びた透明釉が掛かっているものをいい、青白磁の別称である。青味は、釉に含まれる微量鉄分の還元焼成による発色のた […]
2021-07-02 / 最終更新日時 : 2021-07-05 chiaki 用語・事項で見る 井戸茶碗 いどぢゃわん 井戸茶碗 いどぢゃわん 16世紀以後に渡来した高麗茶碗の中で、もっとも尊ばれた茶碗である。一井戸・二楽・三唐津と称され、茶碗の王者ともてはやされた。①形は作為の少ない碗なりで、②胴から腰にかけて、太い轆轤目が現れている。 […]
2021-07-02 / 最終更新日時 : 2021-07-05 chiaki 用語・事項で見る イスラム陶器 いすらむとうき イスラム陶器 いすらむとうき イスラム圏で作られた各種施釉陶器の総称。9〜10世紀の東南アジアには、海陸両路による貿易の隆盛に応じて、中国陶磁とともに、初期イスラム陶器の青緑釉(Turquoise glazed ターコイ […]
2021-07-01 / 最終更新日時 : 2021-07-05 chiaki 用語・事項で見る 飴壺 あめつぼ 飴壺 あめつぼ 江戸時代後期に小倉藩内で製造された、名物飴を入れる陶器製の壺。『小倉市誌』上巻には、江戸時代の豊前国小倉の名産として「三官飴」の記載があり、「三官は即ち三韓にして朝鮮人より製法を伝へたりといふ」とある。ま […]