天王地神塚 てんのうちしんづか
天王地神塚
てんのうちしんづか
Cheonwang jisin-chong
北朝鮮・平安南道順川市北倉里所在の三国時代高句麗の壁画古墳。後室天井部8面に1体ずつ描かれた神仙・瑞禽獣などにある「天王」と「地神」という傍題から命名された。石室は横長の前室とその両端の側室、後室(3.1m×2.8m)からなり、後室は八角形天井の上に三角持送りをのせる。石造の肘木・蟇股・梁を設け、石室を室内に模した複雑で特異な構造を示す。後室は蓮華文のある亀甲形装飾を描き、北壁に墓主夫婦像がある。
(南秀雄)
以上、転載
