大安里1号墳 だいあんり1ごうふん

大安里1号墳
だいあんり1ごうふん
Daean-ri-1(il)ho-bun

北朝鮮・南浦市大安区域恩徳洞所在の三国時代高句麗の壁画古墳。石室は天井架構が3分された長方形前室と、正方形の後室(3.3m四方)からなり、後室の八角形天井は石造の肘木などで木造建築を模した特異な構造である。後室の壁画は、梁の文様帯で上下2分し、下段には四神図と四隅に力士を描く。上段は北壁に家屋内の墓主の家居図、東壁に3棟の建物、南壁西に織女、東壁に文武官の群像がある。前室の壁画は東に狩猟図があるが、そのほかを行列図が占める。

(南秀雄)

以上、転載