大泉五十 だいせんごじゅう

大泉五十
だいせんごじゅう

中国・新の王莽が7年(居摂2)に鋳造した最初の王莽銭の一種。方孔円銭で直径2.7㎝、重さ5.6gを量る。方孔の上下に大泉、左右に五十と鋳出し、時計まわりに見ると大五泉十と配されている。7年から14年までの比較的短い期間に鋳造した貨幣であるが、字体や周郭に数種の違いがあり、鋳造地や製作時期によって差異が見い出せる。中国各地で出土し、国内を中心に流通したことがわかる。

(岡内三眞)

以上、転載

 

 

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