半両銭 はんりょうせん
半両銭
はんりょうせん
中国・秦の始皇帝は、BC221年(始皇帝26)に天下を統一し、全国の度量衡制度や貨幣の統一を行った。鋳造でつくる円形方孔銭は、東アジア貨幣の基本形となった。秦半両は、大型で12銖(8g)の重さを量り、名目どおりの実体貨幣であった。漢半両は、高后の八銖半両(BC186年)と武帝の四銖半両(BC120年)とがある。前者は秦の3分の2、後者は3分の1しかない名目貨幣である。前漢の文帝(BC175年)から景帝(BC144)の間は民間で半両銭を鋳造したため、周郭がなく重量が少ない。
(岡内三眞)
以上、転載
