皇南洞151号墳 こうなんどう151ごうふん
皇南洞151号墳
こうなんどう151ごうふん
Hwangnam-dong-151(baekosipil)ho-bun
韓国・慶州市皇南洞に所在する三国時代新羅の古墳。味鄒王陵の西南約150m、古墳公園内に位置する1966年に発掘された横口式石室墳である。石室の長さ4.3m、幅2.1mを測る。四壁は割石積みで、5枚の天井石が被される。南壁小口に有段の横口部があり、割石で閉塞される。石室内に高さ35㎝の割石積みの屍床が設けられ、4次の追葬のたびに増設されている。表面に約3㎝大の礫が10㎝ほどの厚さで敷かれている。棺の構造は不明である。釘・鉄鋌は確認されていない。副葬品として金製太環垂飾耳飾3・銀製銙帯・鉄小刀1・鉄斧1・鋳造斧形品1・鉄鋌4・馬具・土器が出土している。東南約5mに積石木槨があり、同一墳丘内と考えられている。石室の時期は6世紀後半と見られる。
(東潮)
以上、転載
*辞典解説文より漢字ピックアップ
銙
カ
