帝釈寺跡 たいしゃくじあと
帝釈寺跡
たいしゃくじあと
Jaeseuksa-ji
韓国・全羅北道益山市王宮面王宮里にある。『観世音應験記』では百済の武広王(武王)が●慕密地に遷都後、帝釈精舎を創建し、それが貞観13年(639)に焼失したと記す。円光大学校馬韓・百済文化研究所が1993年に、地上に露出した木塔の心礎石を中心に発掘調査した。その結果、心礎石の北側から金堂跡と講堂跡が検出されたが、回廊跡は見つからなかった。出土遺物では、隣接する王宮里遺跡と同形式の三国時代百済末期と統一新羅時代の瓦、そして高麗時代の「帝釈寺」銘文字瓦が出土した。
(李タウン)
以上、転載
