将進里墳墓群 しょうしんりふんぼぐん

将進里墳墓群
しょうしんりふんぼぐん
Jangjin-ri-bunmyogun

北朝鮮・ピョンヤン特別市楽浪区域貞梧洞(旧・平安南道大同郡大同江面将進里)に所在する楽浪郡時代の墳墓群。解放後に調査された貞梧洞墳墓群の一部である。1934年(昭和9)に朝鮮古蹟研究会によって、30号墳と45号墳が調査された。30号墳はほぼ方台形墳丘を有する同穴合葬木槨墳であり、木櫛・盤龍鏡・漆器(鑿・耳杯・奩・案)・土器類が副葬されていた。このうち、金銅釦有文漆耳杯には、「西工官作」や「利商」の銘文がある。築造時期はAD2世紀代と推定される。45号墳は方台形墳丘を有する2室塼室墳で、前室南側に耳室を持つ。副葬品は全室を中心に配置されており、車馬具明器・漆器(案・耳杯)・鉄燭台・大泉五十などが出土した。築造時期はAD3世紀代と推定される。

(高久健二)

以上、転載

 

 

*辞典解説文より漢字ピックアップ


サク、うが(つ)、のみ


レン、くしげ、こばこ


コウ、ぼたん