笠形銅器 かさがたどうき
笠形銅器
かさがたどうき
ピストル形銅器や乙字形銅器などの朝鮮式車馬具とセットをなす金具で、笠頭円筒形銅器は、笠形の頭部に円筒形のソケット部がつく金具で、隆起突帯が1条のものと2条のものがある。2個がセットをなす場合が多く、車衡に取りつく軛首の金具と推定されている。笠頭ラッパ形銅器は、笠形の頭部にラッパ状に開くソケット部がつく金具で、下部に目釘穴がある。貞柏里彩土場古墳や貞栢洞1号墳などのように、いずれもBC1世紀頃の楽浪郡の墳墓に副葬される場合が多い。
(高久健二)
以上、転載
