虎子 こし

虎子
こし

トラなどの動物の形をした土器。酒や水を入れて使用する注器と、男性用の小便器の二つの見解があるが、構造や出土状況、そして漢墓から出土した画像石の絵から小便器の可能性が高い。最も古いものは、中国江蘇省鎮江諫壁王家山東周墓から出土した戦国時代の銅器である。西晋と東晋時代に盛行し、材料も銅器・漆器・陶器・磁器など多様化する。韓国では西晋末〜東晋初に輸入されたと思われる伝開城出土青磁虎子1点と、南北朝時代の影響を受けて作られたと考えられる扶余出土の動物形虎子2点などが知られている。

(李タウン)

以上、転載

 

 

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