帽岩洞遺跡 ぼうがんどういせき
帽岩洞遺跡
ぼうがんどういせき
Moam-dong-yujeok
韓国・慶尚北道金泉市帽岩洞に所在する。1999・2000年に嶺南埋蔵文化財研究院が発掘調査を行った。原三国(三韓)〜三国時代初期の住居跡および竪穴、三国時代の石槨および石室、高麗時代〜李朝(朝鮮)時代の墳墓などが検出された。住居跡は大部分が稜線の斜面に立地する。住居跡内から原三国時代の赤褐色軟質土器および灰陶質(瓦質)土器が出土した。嶺南地域の当該期の住居形態を知りうる資料である。5世紀後半代の板石造石室が確認され、注目される。
(朴天秀・井上主税)
以上、転載
*mapは金泉市帽岩洞
