洛水里古墳 らくすいりこふん

洛水里古墳
らくすいりこふん
Naksu-ri-yujeok

韓国・全羅南道順天市松光面洛水里に所在する原三国(馬韓)〜三国時代前期の集落遺跡。付近には同時期の集落遺跡である大谷里遺跡がある。1986・87年に住岩ダム建設に伴い、ソウル大学校発掘調査団によって、原三国〜三国時代前期の住居跡15軒が発掘調査された。住居跡は平面隅丸方形を呈し、炉跡・貯蔵穴・壁溝・段状施設などを持つ。出土遺物は赤褐色・灰色軟質土器が主体を占めるが、硬質土器も見られる。器種としては短頸壺・甑・鉢・甕などがある。AD3〜4世紀代に造営されたものと推定されている。

(高久健二)

以上、転載