梧梅里寺洞遺跡 ごばいりじどういせき
梧梅里寺洞遺跡
ごばいりじどういせき
Omae-ri Sadong-yujeok
北朝鮮・咸鏡南道新浦市梧梅里にある渤海時代の寺院跡。渤海の南京跡に比定される青海土城は、北東約10㎞にある。遺跡の範囲は南北約100m、東西約50mで、中心部で塔基壇が検出されている。塔基壇は東西12.3×南北12.5m、高さ0.74mで、基壇中央の地下40㎝に石で積み上げた心礎が置かれていた。本殿の南に塔と門が並び、塔の東西には南北方向に主軸を持つ建物が置かれた伽藍が検出されているようである。寺と刻書した瓦片や石仏の頭部・金銅仏などが出土している。付近の金山にも建物群があり、塔跡や建築遺跡が発掘されている。
(小嶋芳孝)
以上、転載
