礫器 れっき

礫器
れっき

礫を素材として、それに打撃を加え加工することで製作された各種石器の総称。剝片石器に対する用語として使用される場合もあるが、通常、礫の一端に片面加工によって刃をつけたチョッパーと、両側からの加工によって刃をつけたチョッピングツールの2種を指す言葉として使用される。これらの石器は朝鮮半島では握斧に伴って出土する普遍的な石器である。石材には珪岩・石英など粗い素材が使用されている。

(小畑弘己)

以上、転載