城山貝塚 しろやまかいづか
城山貝塚
しろやまかいづか
Seongsan-paechong
韓国・慶尚南道昌原市外洞の標高49mの城山と呼ばれる低丘陵の傾斜面に形成された無文土器(青銅器)時代末期〜三国時代の集落遺跡(貝塚)と、頂上部に形成された城跡。1974年に国立文化財研究所により、西南区(A地区)貝塚、北区(B地区)貝塚、東区(C地区)貝塚、城跡が発掘調査された。出土遺物としては赤褐色軟質土器・灰青色硬質土器・灰色系軟質土器・魚網錘・紡錘車などの土器・土製品類、半月形石包丁・抉入石斧・砥石・磨製石鏃・磨製石剣などの石器類、骨鏃・骨製刀子把・骨製櫛・骨針などの骨角器類、鉄族・鉄刀子・鉄釣針などの鉄器類、水晶製勾玉・切子玉などの装身具類、五銖銭・銅鏡片などがある。城郭は貝塚上部に築造されており、石築城壁の幅は6〜7mである。
(高久健二)
以上、転載
