禅源寺跡 ぜんげんじあと

禅源寺跡
ぜんげんじあと
Seonwonsa-ji

韓国・仁川広域市江華郡仙源面智山里に位置する、高麗時代の寺院跡。1245年(46?)、時の最高権力者であった崔瑀が、対蒙古抗争の精神的な支柱として創建し、現在、海印寺に保管されている八万大蔵経が、それ以前に保管されていたといわれている寺院跡である。1996〜2001年、東国大学校博物館が発掘調査を行い、金堂跡など多くの建物跡などが検出され、13・14世紀頃のものと推測される青銅誕生仏・経典・瓦塼類・土器・陶磁器などの遺物が出土した。

(亀田修一)

以上、転載