鴟吻 しふん
鴟吻
しふん
瓦葺き建物の大棟両端に置かれた土製の装飾部材で、中国の中・晩唐以降に鴟尾から変化した。下部の大棟を噛む獣頭から、上部は鰭や鱗を刻む魚形の胴部が伸びる。日本では大棟の装飾は鴟尾から鬼瓦に変化し、南北朝時代に鯱が出現する。中国(北宋)系の押圧波状重弧文軒平瓦や花卉文軒丸瓦が出土している福岡市博多遺跡群では、それらに伴って瓦製鴟吻の鰭・鱗・目・口部分の破片が出土している。
(佐藤一郎)
以上、転載
*辞典解説文より漢字ピックアップ
卉
キ、くさ、さか(ん)
鴟吻
しふん
瓦葺き建物の大棟両端に置かれた土製の装飾部材で、中国の中・晩唐以降に鴟尾から変化した。下部の大棟を噛む獣頭から、上部は鰭や鱗を刻む魚形の胴部が伸びる。日本では大棟の装飾は鴟尾から鬼瓦に変化し、南北朝時代に鯱が出現する。中国(北宋)系の押圧波状重弧文軒平瓦や花卉文軒丸瓦が出土している福岡市博多遺跡群では、それらに伴って瓦製鴟吻の鰭・鱗・目・口部分の破片が出土している。
(佐藤一郎)
以上、転載
*辞典解説文より漢字ピックアップ
卉
キ、くさ、さか(ん)