石巌里20号墳(丁墳) せきがんり20ごうふん

石巌里20号墳(丁墳)
せきがんり20ごうふん
Sokam-ri-20(isip)ho-bun

北朝鮮・ピョンヤン特別市楽浪区域土城洞(旧・平安南道大同郡大同江面石巌里)に所在する楽浪郡時代の木槨墳。1924年(大正13)に朝鮮総督府によって発掘調査された。墳丘下に竪穴式長方形木槨を構築する。墳丘上部から追葬時に木槨上部へ掘り込んだ壙壁が確認された。木槨内の東南側に2棺を埋葬し、東棺内からは銀指輪が出土した。また木槨北側には、土器・青銅器・漆器などの容器類が、木槨西側には鉄槌・鉄鑿・鉄矛・素環頭大刀・浮彫式獣帯鏡が副葬されていた。このうち漆器には「舞陰家比五十六」(漆盤)、「陽氏大吉」(漆盂)などの銘文がある。築造年代はAD2世紀頃と推定される。

(高久健二)

以上、転載

 

 

*辞典解説文より漢字ピックアップ


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