鍍金 ときん

鍍金
ときん

金属または非金属の固体表面を他の金属の薄膜で覆う方法の総称で、「メッキ」ともいう。耐食性・耐摩耗性・装飾性の向上などの目的で行う。金属の薄膜は金が多いが、銀・銅・錫などによるものもある。中国では戦国時代から、朝鮮半島では三国時代に、日本では古墳時代後期以後行われるようになる。鍍金の方法は、金や銀を水銀に溶かして金や銀のアマルガムとしたものを、銅・青銅・銀などの製品の表面に塗り、その後加熱して水銀のみを蒸発させる、水銀鍍金と呼ばれるものが主に用いられた。

(大西智和)

以上、転載