余方里古墳群 よほうりこふんぐん

余方里古墳群
よほうりこふんぐん
Yeobang-ri-gobungun

韓国・全羅北道群山市聖山面余方里に所在する。西海岸高速道路の建設工事に伴って、1994・95年に円光大学校博物館が発掘調査を行った。その結果、三国時代百済の竪穴式石槨13基、横穴式石室28基、甕棺4基のほか、多くの高麗・李朝(朝鮮)時代の石槨墓と土壙木棺墓が検出された。板石で組んだ横穴式石室の場合は、百済後期に盛行した平斜天井の玄室をなしていた。横穴式石室の羨道の類型は、片袖式と両袖式が並存していた。出土遺物では、82号横穴式石室から出土した竈形土器が特に注目される。

禹在柄)

以上、転載

 

 

*mapは群山市余方里