有孔鍔付土器 ゆうこうつばつきどき

有孔鍔付土器
ゆうこうつばつきどき

縄文時代中期の土器。関東・中部地方に分布する。高さ10㎝そこそこから50㎝を超える大きさの樽状土器である。直立する口縁部の下に紐が通る程度の孔が等間隔に開けられ、その直下に様の飛び出しがめぐっている。定まった見解はないが、調理や盛合せの用途は考えにくい。酒造器説や、この孔は太鼓の皮を張るために用意されたとの説もある。

(中村修身)

以上、転載