輪外里古墳群 りんがいりこふんぐん

輪外里古墳群
りんがいりこふんぐん
Yunoe-ri-gobungun

韓国・慶尚南道咸安郡法守面輪外里499-1番地一帯に分布する。3〜4世紀に築造された三国時代加耶の古墳群。この古墳群は、南江に近接する丘陵頂上部および斜面に立地し、咸安道項里古墳群からは、直線距離で約5㎞である。1992年に盗掘があり、昌原文化財研究所が緊急調査を実施し、全部で7基の木槨墓が発掘された。木槨墓は中・小型に属するもので、墳丘は流失しており下端部のみが残っていた。平面形態は細長なことが特徴で、床面は風化岩盤土を整地したものである。出土遺物は総数103点の中で土器が大部分であり、鉄器類は10点以内と少ない。土器は咸安地域の特徴である、脚部が工字形の無蓋高坏の出土例が多く、そのほか火炉形器台・把手付坏なども多数出土している。

朴廣春)

以上、転載

 

 

*mapは咸安郡輪外里